元気があればなんでもできるmasaです。
根性論(こんじょうろん)とは、苦難に屈しない精神=根性があれば、どんな問題でも解決できる・またはどんな目標にも到達できるとする精神論の一つ。 なお「根性」とは、本来は仏教用語の機根に由来する言葉である。
ウィキペディアより
特に団塊の世代が大好きなイメージの根性論。僕みたいなゆとり世代代表とはほど遠い言葉ですね。
日本人らしいというかなんというか、この根性論を地で行くことわざを考えてみましょうじゃないかという超絶おもしろい企画です。
すっごい屁理屈並べていくんだけど、そこにツッコまれると話が終わっちゃうんで。
1・石の上にも3年
意味:冷たい石の上にだって3年(要するに長い期間)座れば、暖まるということから転じて、どんな辛いことでも辛抱していれば必ず結果が出るということの例え。
まずはこいつだ。
バカなんじゃないかなと。(゚Д゚)ケッ
石を暖める方法なら他にいくらでもあるよ?なにも3年かけて自分のケツで暖める必要なんかないし、そんな非効率的な方法に気がつかないっていうのは愚かすぎるでしょ。
というわけでこうしよう。
・「石の上にある程度頑張って座ってみて、他の効率良い方法を思いついたらそっちに切り替えてもええんやで。試行錯誤しなさい。」
他の選択肢を切り捨てまくって、ただただガマンするしか脳がないっていうのは根性どうのじゃなくて脳筋。思考停止なだけだと思う。
2・待てば海路の日和あり
意味:海が荒れているけど、そのうち出航にふさわしい日が来るから・・・ていう所から
今の状況は悪くても、待っていればそのうち幸運が訪れるからガマンしなさいよっていう例え
将来良くなる可能性はちゃんと考えた上でその発言してる?
ただなんとなく「ガマンすればOK」なんて考えでいるとそんなのは「ジリ貧必至」だろうに。
出航できるように船を強化するとか、それまでに別で仕事探すとかしなさいよほんと。
運任せでガマンとかないから。勝つことは偶然じゃない。
こうしよう。
・「海路なんてあてに出来ねぇから、さっさと次の手を考えよう。」
理由と目的がない根性なんて報われないからな。
3・雨垂れ石を穿つ
意味:軒先に落ちるわずかな雨垂れでも、同じ所に落ち続ければ石にも穴を開けられる。小さいことでもずっとやれば成果あるよっていうこと
同じような意味で「一念岩をも通す」「塵も積もれば山となる」なんてのがあるかな?
これさぁ、褒めるべきは貫通した方じゃなくてそこまで耐える石の強度じゃね?
いや、わかる、わかるよ?微力に感じても続ければ必ず成果があるって言いたいんでしょ?それが根性論なんだって。成果と努力の割合おかしいから。
どう考えてもちょっとやそっとじゃびくともしない石の方が優秀じゃん。
例えが悪いんだよ。こうしよう。
・「雨垂れで石を穿つ努力より、石より固くなる努力しようぜ。」
うん。もしくはドリルでも持ってこい。これなら1度硬くなれば石なんて破壊し放題。よっぽど効率的では?
そもそも一生かけて石1つしか破壊できないなんて、自分を過小評価しすぎだ。
4・心頭を滅却すれば火もまた涼し
意味:心の持ち方1つで、どんな苦痛も苦痛と感じなくなるというたとえ
冒頭で、「根性とは仏教用語に由来する言葉」ってあったのを覚えてる?だからお坊さんとか修行僧が日の上歩くやつやってんのかな。
これとかまさにキング・オブ・根性論だよね。熱いから。どう考えても熱いものは熱いからな?
「頑張って念じたら空飛べる」って言ってんのと同じだから。
限界以上の力を発揮できるのは漫画の中だけの話で、自分に出来ることはある程度客観的に見れるようにしたいもんだ。
意味を変えずにいくなら、こうしよう。
・「どんなにブ〇でも部屋真っ暗にして★★★★てれば××××できる。」
これなら自分の気持ち次第で可能な範囲ではなかろうか?
5・為せば成る。為さねば成らぬ。何事も
意味:できそうにないことでも、強い意志を持ってすれば何事もできちゃうよっていうもののたとえ。「やる気があればなんでもできるよ」ってこと。
こんな無責任な根性論が未だに辞書に載っているんだから驚きだ。
じゃあオレの10円ハゲはやる気で治るのか?あぁ?
適当な根性論振りかざしているとはまさにこのこと。
もちろん、限界まで努力すれば成しえるであろうことを為さないのはその人の責任だとは思う。
でも、どこまで努力してもどうにもならないことってのはある。使いどころを間違えないで頂きたい(゚Д゚)
こうしよう。
・「頑張ればなんにでもなれる!責任は一切持たないけどな!!」
これでよし。
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根性論振りかざすってこういうこと
さて、いかがでしたか?海外ではこんな精神論じみた慣用句ってほとんどないそうです。良くも悪くも日本人らしいってことなんでしょう。
僕は根性論が嫌いな訳じゃないです。松岡修造も大好きです。
根性論をまんま否定するやつは努力を放棄している人間だと思うけど、逆に、なんでもかんでも「根性論に丸投げするやつ」もキライですね。
こんな上司いませんか?
- 明らかに悪い結果になるのに、「やることが大事」とかほざく(結果は予想通り無駄骨)
- 部下の集中力の低下を「やる気が無い」で片付ける(原因や改善を考えない)
- 「オレは昔寝ないで~」とか始める。辛かったならなぜ部下に強いるのか
- 有給休暇=悪いという考え。
- 居残り=かっこいいという風潮
- 仕事一筋=かっこいいという風潮
- 自主的な早出を暗に強要する
- 辛いほうがかっこいいと思っているところがある
ちょっと後半愚痴が入ってきたけど、こういうのは「根性論武器にしたパワハラ」だよね。
根性=バカの1つ覚えじゃなくて、目的と到達点があって、そこへの努力であるべきかなと思います。
ただ何の理由もないのにひたすらやるっていうのは脳筋。
考えることも含めて根性なんで、思考停止にはなりたくないもんですね。じゃ(゚Д゚)