雨が降ったあとの水たまりをふと見ると、アメンボが泳いでいたりしますよね。
『こいつら、どこから来たの?』
『水たまりが干上がったらどこに行くの?』
『どうやって来たの?』
いつのまにか現れているアメンボ。まるで水たまりと同時に地面からわき出たかのように感じます。
では、このアメンボはどこから来て、そしてどこに行くのでしょうか?普段はどこに住んでいるのでしょうか?
水たまりに出現するアメンボの怪です。
アメンボ、どこから来た?どうやって来た?
結論から言うなら、水たまりのアメンボは単純に『空を飛んでやってきます』
単純な回答ですが、なんとなくアメンボが空を飛ぶイメージがないから、言われてもピンと来ないんですよね。
一口に『アメンボ』と言っても、実は種類がいて、空を飛べるやつと飛べないやつがいるんです。
雨の日に水たまりにいるやつらは、飛べる種類のやつ、ということです。
よーく見てみると、羽が生えていることがはっきり確認出来るハズです。
ただ、普段生活していて、「空飛ぶアメンボがいる」という意識がないので、気がつかないだけなんです。
また、アメンボ自身も、用が無ければ飛ぼうとはしないため、その姿そのものが稀だったりもします。
水たまりがなくなったらどこに行くの?すみかは?
じゃぁ、晴れているとき、彼らはどこにいるのか、というと、湖や草木の茂みにいます。
これまたイメージがないかもしれませんが、アメンボがいるのは水の中とは限らず、種類によって湖だったり、海だったり、川の流れの緩いところだったり、葉っぱの上だったりします。
なんとなく水の上でのほほんと過ごしていて、弱々しいアメンボですが、実は結構どこでも暮らせたりします。
飛行距離も長く、移動しようと思ったら結構な距離で飛べるんだそうですよ。
なんで水たまりに来るの?
『なんでいちいち干上がる水たまりに飛んでくるの?』と思うかもしれませんが、考えられる理由はいくつかあります。
・住んでいた場所のエサが減って、探している
・水が干上がってきて、引っ越し中
・水たまりに小さな虫が浮いていて、寄ってきた
・移動の休憩
まぁ、水があったら浮きたくなるのがアメンボなのかもしれませんね。
まとめ
余談ですが、『アメンボ』の名前の由来は、『雨』ではなく『飴』なんだそう。
わざわざ実践はしたくないかもしれませんが、アメンボは体臭が甘い匂いのため、そう呼ばれるようになったそうです。
雨の日だけに水たまりにいるアメンボの怪は、「飛べる種類のやつがいろいろわけあって飛んできている」でした。
最後に、飛ぶアメンボの姿を見てみましょう。刮目せよ。